◆節約編ー6◆ 生命保険は必要か? → ほぼ不要です。
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こんにちは。ひこまるです!
前回は医療保険がほぼ不要であることについて書きました。
今回は生命保険について、考えていきましょう。
<お題> 生命保険は必要か?
<結論> ほぼ不要です!子持ち世帯は掛捨ては必要な場合アリ。積立は無駄なので解約。
<ブログの目的>
このブログは元々自分が勉強して得た知識を、友人に紹介するために書き始めたものです。それが転じて、同じような不安や悩みを抱える人達がお金の知識を得る時に、調べる時間を減らしたり、変なボッタくり商品に騙されたりしないようになれば、とても嬉しいです。
なので、自分がよく理解できていない物とか、自分が儲けるためのボッタくり商品を紹介したりはしません。
なるべく自分が実践している物や事で、良いものだけをお勧めしていきます。
大事な自分のお金を守るために、そして賢く運用するために、皆さんの参考になれば本望です。
<そもそも、なぜ保険に入るのか?>
おさらいです。保険に入る目的って何でしょう?
もしもの時のために金銭的に困らないためです。
自分が死んだときに家族が困らないようにするのが生命保険、
車で事故に遭った時に金銭的に困らないようにするのが車の保険、
病気になった時に困らないようにするのが医療保険です。
では、生命保険を考える時には、
死んだ時にいくら用意しておく必要かを知る必要があります。
<お葬式代>
全国平均200万円ほどが相場だそうですが、
葬儀の規模や形式によっては数十万円からの物もあります。
会社によりますが、死亡時には会社や共済会などから死亡弔慰金として同程度支給されますし、額が少なかったとしても、葬式の参列者からの香典と合わせてほとんど賄うことができます。
お葬式代はあまり心配する必要はなさそうです。
<遺族年金の支給>
厚生年金に加入している一般的なサラリーマンの場合、生前の収入によって遺族基礎年金に加え遺族厚生年金が支給されます。
配偶者+18歳未満の子供2人の場合、
合計で月13-18万円程度の遺族年金が支給されます。
母子家庭+子供2人の平均的な支出額は月16-20万円程度ですので、生活費はほぼほぼ遺族年金で確保可能です。
つまり、配偶者が働いた分だけ貯金に回すことができます。
また、子供が2人とも18歳以上では遺族基礎年金が出なくなりますが、配偶者が40-65歳であれば中高齢寡婦加算があり、遺族厚生年金と合わせて月8-12万円ほど受給できます。
妻の収入次第ですが、子供がいても十分に貯金をしながら生計を立てていくことが可能な収入ではないでしょうか?
子供あり世帯で、配偶者の収入がない or 低い場合、最低限の掛捨て生命保険に加入しておくことをお勧めします。
子供がいない場合は生命保険は不要です。
我が家(子供2人、共働き)は妻の収入でも十分ですが、大学の学費2人分程度は補えるようにと、夫婦共に1000万円の掛捨て生命保険に加入しています。二人で月1,200円程度です。
<積立型生命保険は必要か?>
最初に重要なことを言っておきますが、積立保険は投資商品です。
これを間違っている人がとても多い。
投資商品は、投資額以上のリターンが望めるもの、リターン率が全てです。
だいたい生活の支出金額を大きくしているのは積立の終身保険です。
保険の種類にもよりますが、保険の返戻率はたいてい酷い数字です。
(そもそも酷いかどうか判断できない知識のない人を狙っている訳ですが。)
例えば、2000万円の死亡保険付きで、30年間で返戻率110%という商品は、年利にすると、約0.65%ほどしかあません。
積立保険に月5万円積み立てて、
30年後に1986万円(元本1800万円)です。
しかも30年より前に解約すると元本割れリスクとか、途中解約できないとか、酷い条件もついてます。
リスクを取って、異常に手数料の高い投資商品に手を出している訳です。
一方、まともな商品に投資した場合、7%の利回りは十分に期待できます。
まともな投資商品に月5万円積み立てて、
30年後に6100万円(元本1800万円)です。
死亡保険2000万円なんて、軽く超えちゃってますね。しかも死んでないのにもらえちゃいます。複利の力は恐ろしいです。
こっちの方が良くないですか?
<搾取されていることに早く気が付くこと>
貯蓄性のある保険は、ほぼ間違いなく裏で高い手数料を取られています。
これを回避するには自分で投資を覚えるほかありません。
(私が勉強したこと、準備ができたら投資編で教えていきます。)
問題は投資は難しいと言って敬遠するくせに、理解しないままに投資させられちゃってるってことです。
しかも残念ながら、積立保険のほぼ全てがゴミ商品。。
(保険会社にとっては、手数料ガッポリもらえるドル箱商品)
一度積立保険に入っちゃうと勝手に吸い取られていくので、いかに無駄か気付けないんですよね。
積立を始めた段階で損が確定してしまうため、途中解約して良い投資商品に回すしかありません。悔やまれますが、思い切って損切です。
節約意識の低い人ほど、現状の泥沼から抜け出せません。
いい加減、支配者層に騙されるのはやめましょう。
儲かるのは保険会社と、ごくごく僅かな不幸の宝くじに当選した人だけです。
不安につけ込んだ合法詐欺とも言えます。(業界から反発が来そうですが)
<結論>
掛捨て生命保険は、子持ち世帯のみ加入
積立終身保険は即解約、良い投資商品に回しましょう。
保険は生活支出に占める割合が高くなりがちですが、自分の首を絞めていることになります。必要最低限の生命保険料は月3,000円以内に収まるはずです。
自由な生活のために、節約して、生活防衛資金を貯め、投資に回して不労所得を増やしていきましょう。
今日も皆さんの参考になれば嬉しいです。